ReConf でファームウェアを更新する(Web DFU)

概要

ReLow60 のファームウェアは、ウェブコンフィギュレータ ReConf からブラウザだけで書き込めるようになりました(Web DFU)。専用ソフトのインストールは不要です(OS によっては初回だけドライバ設定が必要)。

必要なもの

  • Chrome または Edge(WebUSB 対応ブラウザ)。Firefox / Safari は非対応です
  • 書き込むファームウェアの .bin ファイル(下記リポジトリのリリース等で配布)

事前準備(OS別・初回のみ)

ブラウザが DFU デバイスにアクセスできるよう、OS ごとに一度だけ設定します。

Windows

DFU デバイスに WinUSB ドライバを割り当てる必要があります。Zadig を使います。

  1. Zadig をダウンロードして起動しておく
  2. Zadig を起動したまま、キーボードを DFU モードに入れる(ReConf で「更新開始」を押す、または DFU ボタンを押しながら USB 接続)。すると Zadig のドロップダウンに DFU デバイスが自動で選択された状態で表示されます
  3. 表示されたデバイスが USB ID 2E3C / DF11 であることを確認する
  4. ドライバ欄を WinUSB にして Install / Replace Driver をクリック

⚠️ 「List All Devices」は使わないでください。 無関係なデバイスまで一覧に表示され、誤って別のデバイスのドライバを書き換えてしまう恐れがあります。Zadig を起動したまま DFU モードに入れれば、対象の DFU デバイスだけが自動で選択されるので、その必要はありません。

Linux

udev ルールを追加します。

sudo tee /etc/udev/rules.d/99-relow60.rules > /dev/null <<'EOF'
KERNEL=="hidraw*", ATTRS{idVendor}=="ab50", ATTRS{idProduct}=="ab60", TAG+="uaccess", MODE="0660", GROUP="plugdev"
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="ab50", ATTRS{idProduct}=="ab60", TAG+="uaccess", MODE="0660", GROUP="plugdev"
SUBSYSTEM=="usb", ATTRS{idVendor}=="2e3c", ATTRS{idProduct}=="df11", TAG+="uaccess", MODE="0660", GROUP="plugdev"
EOF
sudo udevadm control --reload-rules

追加したら、キーボードを一度抜いて挿し直してください(権限が反映されます)。

macOS

追加の設定は不要です。

更新手順

  1. ReConf にキーボードを接続する
  2. Settings → Firmware Update → 更新開始 … キーボードが DFU モードで再起動します
  3. 「DFUに接続」 → ダイアログで DFU デバイスを選択
  4. ファームウェアの .bin を選択 → 書き込み開始
  5. 進捗バーが進み、完了すると自動的に新しいファームウェアで起動します

設定は保持されます。 書き込みはファームウェア領域のページだけを消去するため、キーマップ・アクチュエーションポイント・ラピッドトリガー・スイッチプロファイルなどの設定は消えません。

うまくいかない時

  • デバイスが一覧に出ない / 開けない:OS別の事前準備(Windows = Zadig、Linux = udev)を見直してください
  • 確実に書き込みたい:コマンドラインの dfu-util でも書き込めます
    dfu-util -a 0 -d 2e3c:df11 -s 0x08000000:leave -D firmware.bin
  • 文鎮化の心配は不要:DFU ボタンを押しながら USB 接続すれば、いつでも DFU モードに入って書き直せます