ウェブベースなキーボードコンフィギュレータ「ReConf」

ウェブベースなキーボードコンフィギュレータ「ReConf」

概要

私のプロダクトである,ReLowシリーズのキーボードコンフィギュレータReConfを公開しました。 hmkconfのソースコードをベースにして、ReLowシリーズのキーボードに合わせてカスタマイズしたものです。

対応ブラウザ

ReConfはWebHID APIを使用してキーボードと通信します。そのため、Google ChromeMicrosoft EdgeOpera など、Chromium系ブラウザでのみ動作します。Safari や Firefox では使用できません。

主な機能

キーマップの編集(Remap)

キーボードのキーに割り当てる機能を編集できます。レイヤーごとに異なるキーマップを設定することができ、最大4プロファイル × 4レイヤーの組み合わせが可能です。

割り当て可能なキーコードには、通常のキーボード入力の他に、メディアキー、マウス操作、プロファイル切り替え、ゲームパッドボタンなどがあります。

キーマップ編集画面
キーマップ編集画面

アクチュエーションポイント(Actuation Point)

磁気ホールエフェクトセンサーの特性を活かし、キーごとにアクチュエーションポイント(キーが反応する深さ)を0.01mm刻みで設定できます。ハードウェアの分解能(8bit、255段階)をフルに使い切る高精度な設定が可能です。

一括設定はもちろん、キーを選択して個別に設定することも可能です。例えば、WASDキーだけ浅めに、小指のキーは深めに、といった調整ができます。

距離表示モードの切替

距離値の表示形式を mm%raw の3モードから切り替えられます。

  • mm — スイッチプロファイルで設定されたストロークに基づくミリ単位表示(例: Red Ghost 1.5mm搭載キーなら 0.00〜1.50mm)
  • % — 最大押下量に対する割合表示(0〜100%)
  • raw — ハードウェアの生値(0〜255)

異なるストロークのスイッチを混在搭載している場合、mmモードではキーごとに正確な距離が表示されます。

アクチュエーションポイント設定画面
アクチュエーションポイント設定画面

ラピッドトリガー(Rapid Trigger)

ラピッドトリガーは、固定のアクチュエーションポイントの代わりに、キーの移動量に基づいて入力のON/OFFを判定する機能です。FPSゲームなどで、キーの押し込み・離しの反応速度を極限まで追求できます。

キーごとにラピッドトリガーの感度(押し込み/離し両方向)を個別に設定可能です。アクチュエーションポイントと同様に、mm/%/raw の表示モード切替に対応しています。

ラピッドトリガー設定画面
ラピッドトリガー設定画面

高度なキー設定(Advanced Keys)

より複雑なキー動作を実現する4種類の高度なキー設定があります。

SOCD(Null Bind)

SOCD(Simultaneous Opposing Cardinal Directions)は、2つの対向するキー(例: AとD)が同時に押された場合の挙動を制御します。以下のモードから選択できます。

  • ラストインプット優先 — 最後に押されたキーが有効
  • キー1優先 / キー2優先 — 一方のキーが常に優先
  • ニュートラル — 両方のキー入力を打ち消し
  • 距離判定 — 押し込みが深い方を有効
SOCD設定画面
SOCD設定画面

Dynamic Keystroke(DKS)

キーの押し下げを4段階(押し始め、底打ち、底打ちからの戻り、完全リリース)に分割し、各段階で異なるキーコードのプレス・リリースを割り当てられます。最大4つのキーコードを1つのキーに割り当て、押し込み深さに応じて複雑な入力パターンを実現できます。

Dynamic Keystroke設定画面
Dynamic Keystroke設定画面

Tap-Hold

キーを短くタップした場合と長押しした場合で、異なるキーコードを発動させます。例えば、Caps LockをタップでEsc、長押しでCtrlとして使うことができます。タッピングタームの調整も可能です。

Tap-Hold設定画面
Tap-Hold設定画面

Toggle

キーを押すたびにON/OFFが切り替わるトグル動作を割り当てます。

Toggle設定画面
Toggle設定画面

ゲームパッド(Gamepad)

XInput互換のゲームパッドエミュレーション機能を備えています。キーボードのキーにゲームパッドのボタンやスティック入力を割り当てることができます。

アナログカーブエディタ

磁気スイッチの押し込み量を、ゲームパッドのアナログスティックの傾きに変換する際のカーブを編集できます。リニア、アグレッシブ、スロー、スムーズなどのプリセットが用意されている他、ドラッグ操作でカスタムカーブを作成することもできます。

ゲームパッド設定画面
ゲームパッド設定画面

スイッチプロファイル(Switch Profile)

ReLow60 L-HE は複数のストロークの磁気スイッチを混在して搭載できます。スイッチプロファイルでは、各キーにどのスイッチが搭載されているかを設定します。

これにより、ファームウェアがスイッチ固有のキャリブレーション値を使用し、初回から正確な距離計算を行えます。また、アクチュエーションポイントやラピッドトリガーの mm 表示がスイッチのストロークに連動するため、異なるストロークのスイッチが混在していても正確な距離値が表示されます。

対応スイッチ:

  • Red Ghost (1.5mm) — ChocV2フットプリント
  • Green Ghost (2.0mm) — ChocV2フットプリント
  • Star (2.8mm) — Arcadeフットプリント
  • Amethyst (3.0mm) — ChocV2フットプリント
  • PurpleWhite (3.0mm) — Arcadeフットプリント
  • Jade (3.5mm) — Arcadeフットプリント
スイッチプロファイル設定画面
スイッチプロファイル設定画面

キャリブレーション(Calibration)

各キーのボトムアウト閾値を確認・調整できます。通常はオートキャリブレーションにより自動的に最適化されますが、手動で微調整することも可能です。

キャリブレーション画面
キャリブレーション画面

設定(Settings)

ファームウェアのバージョン確認とアップデート、ファクトリーリセットなどが行えます。

設定画面
設定画面

多言語対応

ReConfは日本語と英語に対応しています。画面右上の言語切り替えボタンから変更できます。

デモモード

キーボードを接続していなくても、/demo にアクセスすることでUIの確認ができます。

ソースコード

ReConfはGPL-3.0ライセンスのもとオープンソースで公開しています。

アップデートについて

機能追加の要望やバグ報告はReBotLab公式Discordで共有していただけると幸いです。